「サロン品質の高級シャンプーを手軽な価格で」ハニ―プラス誕生に込められたシャンプー博士の想い


高級アルコール系、アミノ酸、ノンシリコン、オーガニック、ボタニカル…。巷にあふれるシャンプーにはさまざまな種類がありますが、自分の髪に合うシャンプーが見つからずに探し続ける「シャンプー難民」になっていませんか?


ファッションやメイクと同じくらい、女性のおしゃれに欠かせない「髪」。

だからこそ、自身の髪の輝きを最大限に引き出してくれるシャンプーを使いたいですよね。しかしどれを試しても、「なんだか髪がきしむ」「ボリュームがなくなった」「泡立ちがイマイチで気持ち悪い」など、なかなか思いどおりの出会いがなく、悩んでいる女性は少なくありません。

また、カラーリングやパーマで傷んだ毛先のせいで、「せっかくヘアスタイルを整えても決まらない」と、あきらめている女性も少なくありません。


そんな女性ならではの髪の悩みに、髪の専門家が真剣に向き合って生まれたのが「HONEY PLUS(ハニ―プラス)」です。

髪に本当に必要な成分だけを配合し、これ1本でさまざまな髪トラブルを解消してくれる「生ハチミツ入りのシャンプー&トリートメント」なんです。

今回は、開発者のシャンプー博士と販売を担う鈴木礼子さんの2人に「ハニ―プラス」の誕生秘話をお聞かせいただきました。

シャンプー博士(写真・右)

薬剤師の知識を活かしつつ、16年にわたってシャンプーをはじめとしたヘアケア製品の開発に従事。現在はサロン専用シャンプーを製造・販売する株式会社プラスの開発部長として、日々シャンプーの研究と開発に取り組む。自身の髪を伸ばし、染めたり傷ませたりすることで、実験しながら効果を確認するという研究熱心さ。毛髪科学技術者協会(MGK)主催のシャンプーセミナーで講師を務めることもある。


鈴木礼子(写真・左)

ハニープラスの広報と営業担当として、ブランディングやマーケティング、さらに営業まですべて一人で担っている。「ハニープラス」には開発段階から携わり、シャンプー博士と二人三脚で商品化にたどり着いた。

「本当に良いと思える物だけを扱いたい」を信念として、商品はまず自分が試して良しあしを判断している。


ハニ―プラス誕生のきっかけとなった「運命の出会い」


髪のプロであるシャンプー博士と、女性目線を大切にする鈴木さん。そんな2人がタッグを組んだとはいえ、「シャンプーひとつで髪の悩みを解決できるなんて、いったいどんな秘密があるの?」と、気になった筆者・千葉こころ。いわずもがな、私も髪に悩みを抱える一人です。そこで早速、2人の話を伺いました。

今日はよろしくお願いします! さっそくですが、どうしてハニ―プラスを開発しようと思われたのですか?

私は若いころからカラーリングやパーマを繰り返して、髪にかなり負担をかけていたんです。一時は針金のようになっていたこともあって。それでいろいろ試したんですけど、良いシャンプーに出会えずシャンプーを探し続ける「シャンプー難民」をしていました。

そんな経験から、同じような悩みを持つ人を満足させられるシャンプーを作って世に出したいと思っていたんです。

質のいいシャンプーって、実はすでに世の中に存在しているんですよ。でも、「値段が高い」「サロン専売で手軽に入手できない」という2つの欠点があるんです。だから、一般の方の手にはなかなか渡らないんですよね。

そうなんです。私もそんなモヤモヤとした悩みを抱いていたときにシャンプー博士をご紹介いただき、髪やシャンプーの知識の豊富さに「こりゃスゴイ!」と思って、共同開発をお願いしたんですよ。

私もかねがね、手頃な値段で、多くの人が手に取れる場所でいいシャンプーを提供できたらなぁと思っていたので、互いの夢が実現したという感じですね。


夢のコラボレーション商品なんですね。具体的には、どのようなシャンプーになるんですか?

シャンプー博士:髪と地肌への優しさを第一に考え、アミノ酸の洗浄成分を使用したノンシリコンシャンプーになります。配合成分も天然の植物成分にこだわっています。

今話題の、ノンシリコンのボタニカルシャンプーなんですね。

はい。ただ、一般的な物との大きな違いは、ハチミツがふんだんに使用されているというところです。

ほとんどの液体シャンプーは、水が一番多く含まれています。その次に多いのがメインとなる洗浄剤なのですが、ハニ―プラスは水の次にハチミツを多く配合しているんです。

成分表示を見ていただくと、2番目に「ハチミツ」と書かれていますよね。この成分表示は含有量の多い順に表記する決まりとなっているので、洗浄成分よりも多くハチミツが含まれているのがおわかりいただけると思います。

本当だ!



アミノ酸やノンシリコンのデメリットをカバーする「ハニーパワー」

ハチミツが多いと、どんなメリットがあるんですか?

ハチミツは糖度が高いので、水分を捕まえて蒸発させにくくする性質があります。そのため、シャンプーを泡立てたときに、きめの細かい濃密な泡が長時間キープできるようになるんです。

アミノ酸シャンプーって、泡立ちが良くないっていいますもんね。

ハチミツの性質を利用することで、肌に優しい成分はそのままに泡立ちを良くすることができました。クリーミーな泡が地肌の隅々まで行き渡るので、シャンプー時の髪の摩擦を抑えながら汚れをきちんと落とせるんです。

ハチミツの持つケア成分には、髪にベールを作るような働きもありますので、洗い上がりも滑らかですよ。

ノンシリコンによくある、シャンプー後の髪のきしみも気にならないんです。

それから、ハチミツには水に溶けるという性質もあります。傷んだ髪は水分を吸いやすいので、トリートメントではハチミツが水といっしょに髪の内部にまで浸透して、しなやかでまとまりやすい髪に仕上げます。洗髪後も髪の毛に水分をとどめておくので、潤いとトリートメント効果をより長持ちさせることができるんです。

ハチミツを入れることで、アミノ酸やノンシリコンのデメリットがカバーできるんですね。

そうですね。なので、自然派や天然のケア成分といった良い部分は活かされたままです。

ちょっと気になったのですが、“生”ハチミツと書かれているのには何か理由があるのでしょうか?

ハチミツを配合しているシャンプーの中には、砂糖や水あめを追加した加糖ハチミツを使用している物もあるんです。「ハニ―プラス」は純度100%のハチミツを使用していますので、「生ハチミツ」と表記しています。

不純物を濾過する工程は設けていますが、ハチミツ本来の成分が変質しないよう、温度調整にも気を使っているんですよ。



どんな髪質でも効果を実感できる「トリートメントのこだわり成分」

トリートメントは2種類あるんですね。

私は髪の量が多い上、髪質自体も硬くて太いんです。だから毛先までしっとりまとめたいのですが、それだと細い毛質の女性には逆効果になってしまいます。そこで、それぞれが自分に合ったタイプを使えるようにしたいと思ったんです。

初めはトリートメントもニュートラルなタイプ1種類の予定だったんですけど、オイルや保護成分の種類を変えて、「かたい髪用」と「やわらかい髪用」に分けました。

具体的にどんな違いがあるのでしょうか?

かたい髪用は、マカダミアナッツやメドウフォームなど粘度の高いオイルを用いて、しっとりとした仕上がりを重視しています。やわらかい髪用は、サラサラとしたオイルのシュガースクワランや、コラーゲンを原料に髪にハリ・コシ感のあるベールを作る成分などを配合しています。ちなみに、シャンプーにも専用の植物エキスを配合していて、地肌を健やかに保つ配分になっているんですよ。

なるほど。シャンプーと2種類のトリートメントのそれぞれに特徴があるんですね。

せっかくの成分をきちんと実感できるように、トリートメントには「アミノブースター」も入っているんです。

アミノブースター?

傷んだ髪は、髪から潤いの下地となる脂の膜が取り去られてしまっていますので、水分を吸って油分を弾いてしまう性質があります。そのため、オイル系の保護成分は吸着しづらく、効果が得にくくなってしまうんです。アミノブースターは失われた脂の膜の代わりとなって、ケア成分を吸着しやすくしてくれるんです。

使い続けることで手触りがツルツルになって、まとまりも良くなっていくんですよ。私もずっと使っていたら、こんなにサラサラになりました。最近はヘアオイルもケア製品も一切使わず、ハニ―プラスだけです。スタイリングもラクですよ~。




パーマやカラーリングも怖くない! 髪をいたわりながら退色も防いでくれる「引き締め効果」

シャンプーとトリートメント2種には、一つひとつの成分にちゃんと意味があるんですね。

でも逆に、すべてに共通して配合されている成分もあるんですよ。それが、「ローヤルゼリーエキス・豆乳発酵液・紅茶エキス」の3種類です。これらには髪を引き締める効果がありますので、ダメージを優しくケアするだけでなく、カラーの退色を防ぐ効果もあるんです。

カラーリングやパーマのあとって、専用のシャンプーをすすめられるでしょ? あれは、シャンプーの際に水を含んで膨らんだ髪から、カラー剤の色素やパーマ液が抜け出てしまうのを防ぐためなんです。

ではハニ―プラスなら、カラーリングやパーマのあとでも使えるということですか?

そうなんです! パーマやカラーリングでおしゃれを楽しみながら髪をいたわることができるし、わざわざ専用のシャンプーを買いそろえる必要もないんです。

それは便利! 成分って今まであまり気にしていなかったけれど、大事なんですね。

よく、「〇〇種類の天然成分」なんてうたい文句の商品がありますよね。実は、1トンのシャンプーに耳かき1杯分入れただけでも成分表示には記載できるのですが、それだけではほとんど効果も得られません。シャンプーを購入するときには、成分表示の書かれている順番にも意識を持ってもらえたらと思います。

あと、世に出ているボタニカルシャンプーの中には、普通のシャンプーに植物エキスを入れただけの物も存在するんです。でもハニープラスは、ベビーシャンプーにも使われている、サロン向けの高級でマイルドな洗浄成分を使用していますので、サロン品質を求める方にも満足いただける品質です。肌の弱い方や成分を気にされる方でも安心してお使いいただけますよ。

赤ちゃんでも使用できるんですか?

はい、問題ありません。ただ、赤ちゃんの髪はケア製品を必要としないほど健康なので、ちょっともったいないですけどね(笑)。




フランスNo.1の香料会社が手掛ける「優しい気持ちになれる香り」

ほかにこだわったのはどんなところですか?

「香り」ですね。シャンプーは爽やかで清潔感があり、広く好まれる香りでなければなりません。でも、高級感も大切です。髪に香りが残ってほしいというお客様のニーズもありますので、かなり注意しました。

てっきりハチミツの香りなんだと思っていました。

ハチミツの香りは独特で好みが分かれますので、そのままではシャンプーに合わないんですよ。ハニ―プラスでは嗜好性を重視して、みずみずしいフレッシュさを感じられるアップルをベースに、女性らしさを感じさせるローズも配合しました。

この香りに決まるまで、たくさんの香料会社からサンプルを取り寄せたんです。最終的に決まったのはフランスの香料。香水の文化があるから、香りの素材とバリエーションが豊富なんです。程良く高級感があり、同じアップルやローズでも、日本で作られた香りとは違う要素が感じられます。しかも、調合したのは日本人の方なので、より日本人の好みに合う香りになっていると思いますよ。

実際モニターテストでも、30人全員が「香りが好き」と回答してくれました。

これは、私が16年やってきた中でもすごく珍しいことで、ビックリしましたね。でも、ふとした瞬間に自分の髪からいい香りが漂ってくると、気持ちが優しくなれるでしょ。だから、香りってすごく大切な要素だと思います。

香りは大切ですよね。でも、たっぷりのハチミツに天然成分、フランスの香料まで使用してこの価格って…。

がんばりました(笑)。成分や原料は、3,000~4,000円ほどで売られているシャンプーと同レベルです。でも、まずは手に取っていただくことが大切ですからね。そこはサロン専売品を製造されているシャンプー博士の会社のお力で…。

うちはサロン専売品を扱っている会社なので、原料を比較的安く仕入れることができるんですよ。工場だから実現できた価格だと思っていただけば納得しやすいのではないでしょうか。とはいえ、相当無理していますけどね。



ハニ―プラスは偶然が生みだした「奇跡のシャンプー」

これだけのシャンプーを完成させるまで、かなりたいへんだったんじゃないですか?

私自身はこういう仕事を16年もやっていますので、ある程度の配合は頭の中でイメージできていたんです。だからすぐに商品化できるだろうと思っていたのですが、実際に始めてみたら、それだけでは作れない要素がいっぱいありまして。普段の10倍近い試作を繰り返し、完成まで半年ほどかかりました。

ハチミツがたっぷり入っている分、色合いとか、粘度とか、かなり苦労しましたよね。

そもそも、なぜハチミツを入れようと思ったんですか?

ハチミツの成分が美容にいいことは知っていたので、トリートメントへ贅沢に入れてみようというのは最初に思いつきました。ただ、シャンプーに入れようとまでは思わなかったんです。そんなある日、「シャンプーにもハチミツをたくさん入れたらどうなるんですか?」って、社内でふと話に出て。じゃあやってみようかって実験したら、思わぬメリットを見つけてしまったというわけです。

もし違う開発会社さんに「水の次に多くハチミツを入れたい」って言ったら、まず断られちゃうくらい冒険的な試みだったと思います。でも、シャンプー博士の好奇心とチャレンジ精神のおかげで実現できたと思っています。

私もシャンプーにまで生ハチミツをたっぷり入れるなんて、随分突飛な考えだなぁと思いましたけどね(笑)。

ほかのメーカーさんには絶対真似できない商品ですね。

「良いシャンプーを作りたい」シャンプー博士と、「良いシャンプーがほしい」鈴木さんが出会って、良い偶然が重なり合って生まれた「奇跡のシャンプー」なんですね。

現在、世の中にあるシャンプーだけで私の出る幕がなければ、私も作る必要を感じなかったと思います。でも、「まだちょっと隙間があるかな?」というところで、本当に「これは良い!」と思える商品ができたのは、何よりうれしかったですね。